小原歯車工業株式会社(埼玉県川口市)

想像していたことと現場は違うんだと実感しました。

インターンシップに参加したきっかけ・経緯を教えてください。

私は幼少の頃からものづくりに興味があり、将来は加工系の職種で働きたいと考えております。大学では減速機の設計・製図を行っており、そこでは綿密な計算をしたうえで製品が制作されている事を学びました。
インターンシップの目的としては業界、仕事の理解を深めると共に、仕事内容が自分に合っているか、向いている職種かを把握する為に参加しました。
また、企業について調べていく中で、私の所属するサークルでも、小原歯車工業株式会社の商品を使用している事を知りました。歯車のカタログを拝見し、その多種多様なラインナップや高い技術力があると知った事も小原歯車工業株式会社に決めた理由でもあります。

インターンシップの実習内容を教えてください。

1日目:会社概要の説明及び安全衛生講習を受講しました。
歯車自体が規格化されているものが少ないという事で、様々なお客様に対応する為に会社独自に規格化した歯車を、素材を変えて生産しているというお話を聞き、ニーズに素早く応える技術力がある会社である事を実感しました。
2日目:野田工場の見学とNC旋盤講習を受けました。工場では時間短縮の為、生産から梱包まで1人が行う「1個流し生産」を行っている事が印象的でした。
3日目:研削係を体験しました。研削とは、熱処理で歪んでしまった歯車を正しい寸法に戻す役割をします。また使用する砥石は、使用していると、次第に摩耗していき、いずれ削れなくなってしまいます。その摩耗した部分を削り、再び砥石の切れ味を回復させる事を形直しといいますが、現場の方が手動で作業しており、自分では聞き分ける事の出来ない音の大小を聞き分けており、高い技術力に驚きました。
4日目:ピッキング(発送)係を体験しました。一回の注文で4回検品を行っており、ミスを極力少なくするという取り組みをされていたのが印象的です。
5日目:報告会を行いました。5日間のまとめを社員の方にプレゼンしました。

インターンシップを通じて受入企業について分かったこと・気付いたことを教えてください。

小原歯車工業株式会社の製造現場では、5Sという整理、整頓、清潔、清掃、しつけを大切にしており、安全面を意識したレイアウトや、目で見る管理を徹底されている事に驚きました。どの現場でも必ず指差確認を行っていたり、社員の方の引き出しが整理・整頓されていて、1つ1つのことを徹底されいるなと感銘を受けました。また、たくさんの社員の方とお話させて頂き、初日の食事中にお声をかけて頂いた時は、緊張や不安が解けて非常にリラックスする事が出来ました。作業中にミスをしてしまった方に、優しく指導されている姿に非常に良い職場だなと実感致しました。

インターンシップを通じて自分自身が変わったこと・気付いたことを教えてください。

リアルな企業の事情や雰囲気を知る事が出来た事が一番大きな発見で、想像していたことと現場は違うんだと実感しました。各部署をローテーションする事によって、それぞれの部署特有の大変さや難しさを体験したことにより、部署ごとに全然違うんだと学ぶことが出来ました。自己分析のためにインターンシップに参加しましたが、実際に自分の目で見る事によって、本当に自分の思っていたような職種だったか?を確認する事が出来たのは、自分にとって大きな経験になったと思います。また、あと一年とちょっとで大学生から社会人になりますので、早く社会人になってものづくりの現場で働きたいと改めて認識するいい機会になりました。

学生プロフィール

大学名
:日本大学
学部名
:理工学部
学年
:2020年卒
性別
:男性

企業プロフィール

企業名
小原歯車工業株式会社(埼玉県川口市)
所在地
川口市仲町13-17
資本金
9,900万円
仕事内容
各種歯車の製造販売
TEL
048-255-7713
HP

企業担当者コメント

普段は高校生を中心に受け入れておりますが、今回は大学生との事だったので、いつもより若干高度な内容で実施しました。
実際に研削という、非常に難しい工程を体験して頂きましたが、さすがは大学生、飲み込みが早く、すぐに技術を吸収してくれた事が印象的でした。
報告会では、「改めてものづくりが好きになりました」と言ってもらえて、ものづくりファンを増やす事が出来て良かったです。大学で学ぶ事はとても大事な知識ですが、実際に実技として行った時、上手く出来るかどうかはアウトプットの量であると思います。将来ものづくりに携わりたい方は、ご連絡下さい!

編集部コメント

歯車は「ものづくり」の象徴。そんな歯車を創業以来作り続けている小原歯車工業株式会社。
1935年に創業、標準歯車のトップメーカーでありながら、ロボットの格闘技大会を主催したりと、非常にユニークな一面も持つ企業です。
会社全体で学生の就業体験を支援しており、社内環境がとても良い事が伺えました。「弊社に興味を持ってもらいたいですが、一番はものづくりの楽しさを知ってほしい」と仰っていた担当者様。職人ならではの懐の大きさを感じる事が出来ました。ものづくりの神は細部に宿る。その言葉を体現している企業に、是非足を運んでみて下さい。

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